ピッチとふうとみけ+Choco.

吠え@杉並座学 ~20140329~


少し花冷えな日


今日は、桜の花を楽しみながらの散トレのハズ…だったのに
また強烈な低気圧が接近とかで
残念でなりません。

昨日は、杉並座学でした。
テーマは 吠え



野中の一軒家ならなんの問題もない「吠え」
でも、集合住宅や近隣と密着した住宅地ではとても問題と感じてしまう「吠え」
全く吠えない犬は「いい子」の代名詞となり、その飼い主さんはいつも上から目線になる。
反対に「吠える犬」の飼い主さんはまわりの白い眼にさらされ、肩身の狭い思いをする。

だから、わたしもなんとかChoco.を「吠えない犬にする」ことをずっと取り組んできて、もちろん撃沈!!

オペラント条件づけのトレーニングで行う「スピーク」
これは、「しずかにする」トレーニングです。
つまり「スピーク」というコマンドの時だけ「吠えてよし!」なのです。
わたしは当時はなんの疑問を持たずに練習していたわけですが、
ある日、「これって必要?」って思っちゃったんですよね。
そこにあるのは、犬が吠えたくもない時に「吠えさせられる」ということだけですもん、
「なんで吠えているか?」ということについてはまったく考慮されていないということでしたから
トリックのひとつとしてやるぶんにはいいけど、日常の「吠え」にはどうなんだろう?
トリックを犬に教えるには効果があるオペラント条件づけによるトレーニング。
ただ、やはり日常生活での「社会化」という部分では、「慣らす」ということが大半をしめるわけで
それには古典的条件づけのトレーニングに軍配があがりますよね。


今回の座学、「吠え」の分類で
単に「吠える」ことではなく、「わんこの言い分としての吠え」についてのお話がありました。
「わんこに言い分がある」ということは、「吠えた」からといって、その吠えはひとくくりにはできないし、
その止め方も一律ではできないということです。
つまり、しかったり、罰したり…なんでもかんでもそういう方法だけでやめさせようとしても
かえって「吠えを悪化させる」だけだということに気づいてほしいです。

吠えさせないではなくて吠えを止めるにあたって共通なことは、あります。

1.支配性の考えをなくすこと
2.吠えが悪いという考えをなくすこと
3.生命の安全(犬の欲求階層の底辺にあるもの)について考えること
4.二次強化子を増やし、最終的には飼い主が最強の二次強化子となりましょう
5.ボディランゲージを学び、わんことコミュニケーションをとりましょう


なぜ吠えているか、吠えずにいられないか、そこに飼い主が思いを寄せられれば
「吠えること」「吠えさせてしまったと考えること」に罪悪感を持つ必要がなくなり
「吠えなくていいんだよ」を落ち着いて伝えられるようになるのではないかと思います。

ママさんが、おっしゃる「飼い主があわてると、変な気がでるので、それを犬に気づかれて
即生命の危険感に直結してしまう。だから呼吸を整えることが大事で、それによって
リードへの力もぬけ、犬も安心感で満たされる。
その上で、犬に伝えられる飼い主の強い意志(=インターセプト、名前、言葉や飼い主自身)は
罰ではないが正の弱化子となって行動を止めることができる
ということになるんだと思います。

「吠えさせない」「吠えて失敗させたくない」ということで
犬がいない場所、出会わない時間にばかり散歩をしていても解決にはならない。
徐々に慣らす努力はすべきで、それが系統的脱感作ですが、
これは、怖いものと同じものを怖くないと教えていくトレーニングですから、
犬がいやなら犬でトレーニングをしなければならない。
でも最初からすれ違いをさせようと思うのではなく、最初は遠くにいる犬で
しかも飼い犬がその犬に気づいている状態から始めていく。

そのトレーニングに効果的なのがお散歩トレーニングというわけです。
その場にとどまらなきゃいけないということはなく、犬がイッパイイッパイだなと感じたら
(=そう感じるためには犬が発するボディランゲージを読めなければなりませんが)
飼い主さんが動いてあげれば犬の集中は途切れて吠えずに済みますし、
あちこちから二次強化子の素が降ってきます。
3mのリードだから、わんこ自らがほかのわんこに近づいたり、距離を取ったりすることもできます。
そうやって、わんこ自身が経験を積んで脱感作が進んでいくわけですよね。

今でもChoco.は吠え吠えです。
でも、「今はなんかの要求」「今はあの犬がこわい」少しずつわかってきたので
あんまり吠えることに神経質にならずに済んでいますし、
それに合った声かけ(二次強化子)やインターセプトで、だいぶ改善が見られてきました。
ただ、びっくりして吠えるのだけはなかなか私の対応が間に合わないことが多いし
相手が知らない人のことが多いので、平謝りの日々ではありますが・・・。

「吠え」の座学の次の日の今日、まさにChoco.の「吠え」について
いろいろと検証したかったのですが、本当に残念です。
また、座学で「続・吠え」があるそうなので、そちらも参加したいと思います。

その前に次回4月12日の散トレですよね。今度こそ!!


チャーリーママさん、ご一緒のみなさんありがとうございました。
また、散トレや座学でお会いできたらうれしいです♪

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